2004年07月24日

お金と時間の使い方

お金と時間の使い方は、その人の人生観そのものを表わしているといっても過言じゃないと思う。
ある人を理解したいと思ったとき、その人が自分のお金と時間をどうやって消費しているかを見ていけば、わかることも多いんじゃないだろうか。

今日深夜番組をみた。内容は、夜の新宿歌舞伎町。つまりホストやホステスさんたちのドキュメンタリー番組です。もちろんテレビだから、それがまったく真実の姿だとは思わない。でも色々思うことは多かった。
もちろん背景的なことはわからないわけだけど、ただ次のボトルをもってこさせるためだけに、一本30万も40万もするお酒をガブガブ飲む世界は、やっぱり私にはとても非現実的に思える。180万円のロマネコンティーでさえ、ただ「180万円を使わせられるか、られないか」という対称にしかならない。
(どうでもいいけど、あんだけ毎日流し込むようにお酒のんでたら、人生の半分は肝臓を苦しめて、残りの半分は肝臓に苦しめられるんじゃないかと余計なことを思ってしまう)

フルーツの盛り合わせ10万円とかいわれたら、時給800円で働くのなんて本当にバカみたいに思えます。物の価値って本当に本当に不思議。不思議を通りこして、恐怖すら感じます。

番組には色々なホスト、ホステスさんが登場しました。
1ヶ月に1千万円以上かせぐホスト(また、一晩で500万円使う女社長)
NO.1のプライドを守るために、必死に酒を飲むホスト(それを追うその他大勢)
4000万円という資金のもとに自分の店をだし、おちぶれていくホスト(みすてる人たち)
性的なサービスで高いお金を稼ぐホステス(さんざん説教たれながら、やることだけはきっちりやってくおじさん)

その中でも16歳からNO.1ホステスの座を狙い、18歳でついにその地位を獲得する女の子は印象的でした。
最初に書いたことと少し矛盾するかもしれないけど、もちろんお金と時間の使い方だけじゃわからないこともある。その子は、生まれたときに親に捨てられ、ずっと施設で育っていました。番組制作者のインタビューに答えたところによると、「本物の愛はいらない。もう一度愛する人に捨てられたら私はきっと生きていけない。ここ(新宿歌舞伎町)は、こんな私のさみしさを埋めてくれる。私はここでなら第二の人生を生きていけると思った」と答えてました。

そんな彼女に、私が言えることなど一つもありません。
でもまるで日焼けしたあとみたいに、心に何かモヤモヤしたものが残ってとれない。


ただその次の日目が覚めたとき、冷えた心を暖めるような記事を朝刊でみつけました。それは、宝くじの1等に当選した人が、2億円全額福井県の水害にあった人たちに匿名で寄付をしたという記事でした。

お金の価値ってなんなのでしょう。一晩で吐きながら500万円飲み干してしまうのも人間ならば、2億円ポンと寄付してしまうのもまた人間。
足元がガラガラと崩れていくような、それでいてどこか支えられているような、不思議な気持ちです。

at 01:55│Comments(0)

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