野口英世の誘惑「ナニ者にナル者」

2004年11月29日

少年時代

自分のイメージを人に伝えることはなんと難しいのでしょう。
言葉の力は無力です。泣き言を書かしてくらはい(>_<)うぉーん。

周囲はあまり気にしてないと思うのですが、最近、髪型がくるくる変わります。
美容師の友人をもつ者のさだめなのか、人知れずメッシュになったり、茶色一色になったり、前髪が極端に短くなったりしています。

でも、その中で一つ変えたくないものがありました。それは髪の長さです。
せっかく肩まで届くくらい伸びてきた髪だけは、そのままにしておきたかった。

私は小さいころからずっとショートカットでした。
年を重ねても、髪型だけは化石のように頭に貼り付いてかわりません。
「少年のようだ」と、よく言われたものです。
うしろ姿を男だと勘違いされて、男子にタックルされたこともあります。
青春でした。

なぜ短い髪だったのか。
第一に、それは楽だったから。身の周りのことにあまり気を使ってこなかった自分にとって、短い髪は至極当然の髪型でした。
そして第二に、単に長い髪は自分には似合わないと思っていたからです。

ではなぜ伸ばしたのか。
それは、ひそかに脱★少年計画を考えていたからです。
本当に今さらなのですが、自分の中で少し変化がおこりました。
そして変化が起ったあとの自分は、長い髪を好んだのです。
あるいは長い髪が、単に少し大人っぽくみせてくれるからかもしれません。
でも、正直長い髪が似合うようになりたいとすら思っていました。
髪が長いだけで、気分もかわってくるのです。


そんな気持ちを抱えつつ、私は今日美容室にいきました。
正確にいえば、切りにいったのではなく、そろえにいったのです。
「少し短めにそろえてください。でも後ろでくくれるだけ残しておいてくださいね。長い髪、ちょっと気に入ってるんですよ。ふふ」と、あれだけ一生懸命伝えたのに、読んでいた本から顔をあげると、そこには少年時代の私がうつっていました。
少年みたい、とさんざん言われていたあの髪型です。

どんより気分で家に帰ったら、
「あら、少年みたいね。」と家族の一言。

うぉーん。

別に短い髪がきらいなわけじゃないんです。
ただ人にどう思われようと、少し大人な雰囲気を演出したかっただけなんです。

というわけで、また一から出直し。
今の私の気分を、ちょうど左下の顔の人が表現してくれているようです。
アァ セツナイ セツナスギルヨ ホトトギス…悲しい


at 00:59│Comments(0)

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