「忘れられない夜にしてあげる」的満足感独特の「喪失感」と「孤独感」

2005年02月11日

アイルランドを遠くはなれて

突然ですが、私は去年の調度この時期、アイルランドにいました。

アイルランド行きを決めた理由は、「院試のために英語をブラッシュアップしよう!」
というようなところから始まったきがします。
おかげで大学院には受かったけれど、そのときに貯金をはたいてしまったのが響いて、
私は今だに財政難。うーん。。


アイルランド。
あれから1年もたってしまったなんて、本当に信じられないです。
今ならどこからともなく人がやってきて、
「あ、オオノさん。どーもすみません。ちょっとあなたの時間ネジの締め具合
まちがえちゃったみたいなんですよ。どーも、どーも。スマソ。」
なんて言われたとしても、私はそんなに驚かないと思うな。笑
それくらいつい最近のことに感じます。


私はここで、多くの「心に残る風景」を手に入れることができました。
街並みのキレイさだけで1ヶ月は笑ってくらせるような、そんな街です。

「pub社会」と始めてきいたとき、それはそれはヨコシマな想像をしたものですが(笑)、
日本に帰るときには、立派に public の一員になっていました。
そのなじみっぷりは、あやうく日本行きの飛行機を逃すほど…。
ホント、今考えてもシャレになりません。


さて、私はblog以外に「非公開日記(自分用)」を毎日つけているのですが
1年前の年2月11日にはこんなことがかかれてありました。

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2月11日(水)5日目 ビーフシチュー

まだ5日目か。でも6分の1はすぎちゃったんだな。うーん。
今日は水曜日だから、午後の授業はありません。というわけで、コージとミホと、もう1人のライオンに似たイタリア人と学校をでて、SUBWAYで昼ご飯を買い、St.Stephen's Green Park で食べました。すごくキレイだった。その後は、ミホと2人で一路Dublin城へ!もう言うまでもないことだけど、本当に本当に街並みがきれい!!この街で頑張っているというだけで、元気がでるような、そんな街並みです。ダブリン城はツアーガイドさんの英語を理解するのに一苦労。まずいまずい。そして教会の前で写真とって、BusOfficeで3Weeksticketをかって、インターネットカフェに行って帰宅。散財だぁ、散財だぁ。
最後に一つ、最初で最後のculture schock!! 学校初日に乗った電車がものすごくレトロなやつでびっくりした。なんと自分で窓をあけて、外側からノブをひねって手動でドアを開けなければ降りられないシステム。“ドアがうまく開けられなかったらどうしよう…”なんて思う日がくるとは、まさか思わなかったな。笑
うーん頭が英語モードになってきた。…そしてなってきた所で段々体調がわるくなってきた。絶対にシャワーのせい。どーしよう。どーしようかなー。
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というところで日記は終わっています。
小学生の日記だな、こりゃ。笑

日記を振り返ると、過去への旅はしやすくなります。
ただの「通りすぎていく人」が、こんなこと言うのもアレなのですが、
アイルランドには今も私の一部があって、
私の中には今もアイルランドの一部が根付いている気がします。
こうしてアイルランドを遠く離れてしまった今も、私は当時の生活をリアルに思い出すことができる。

それってものすごく得してる気がします。
人生一粒で、何回でもおいしい!!なんてねまる


そして春からは逗子の海を遠く離れ、都内での一人暮らしが始まります。

でもその前に、とりあえず今はバイト三昧。
過去への旅は楽しいけれど、未来への旅は楽じゃない。

at 00:32│Comments(2)

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この記事へのコメント

1. Posted by れいこ   2005年02月17日 00:38
桂さーん☆
調子に乗って(笑)早速書き込んじゃいました!!
おほほほ。
>過去への旅は楽しいけれど、未来への旅は楽じゃない。
なんか文がステキだなぁ。私の日記と大違い!爆
これからもステキで面白いブログを、楽しみにしております
2. Posted by 桂   2005年02月18日 00:55
わぉ、れーこちゃん!
初書き込みありがとう。
本当にみててくれていたのは、嬉しいかぎりだよ。へへへ
これからも「素敵で面白いブログ」を書きつづけるために、素敵に面白く、しっかり生きてまいります。笑

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