2006年03月16日
トルコ3日目：神話的遺跡と人間臭い遺跡
============================================
3日目：アイヴァリク→ベルガマ→エファス→パムッカレ
============================================
旅メモに、トルコ3日目なのに途中まで気が付かないで
2日目のことをまた書いていた。
3日目：アイヴァリク→ベルガマ→エファス→パムッカレ
============================================
旅メモに、トルコ3日目なのに途中まで気が付かないで
2日目のことをまた書いていた。
それくらいハードな旅だったんス…
スケジュールが詰まりすぎていて、トルコ5日目に旅メモを整理していたときに
時間の境目がわからなくなってしまうほどでした。
そんなこんなでトルコも3日目。相変わらず朝が早いです。
（そして更新するのは遅いです…。）
この日はまずホテルを出てから30分くらいバスで走って、
ベルガマという街のペルガモン王国の遺跡を見てきました。
今回のトルコ旅行で数多くみた遺跡の中で、私はこの遺跡が一番好きです。
うまくはいえないけれど、空気がとても神話的。
どんなによくできたガイドブックも、その100分の1も素晴らしさを
伝えることができないんだということを実感しました。
何千年も昔、この地で実際に人が生活していたかと思うと、胸が締め付けられる。
もはやときめくことさえ忘れて、その壮大さに無口になるほかはできることがありません。
この遺跡で一番迫力があったのはなんといっても大劇場。
切り立った崖のようなところに、人がやっと一人通れるくらいの石が連なり、
それが崖の下まで永遠と続いています。足を踏み外したら、絶対に死ぬと思う。
予想するにたぶん一番偉い人が底にあたる部分で話すんだろうけど、
それって不公平なんじゃないのか？と、
このすさまじい階段を下りているときに思わずにはいられませんでした。
降りるときから、登るときの心配をして、バスに戻ったのは集合時間ぎりぎりです。
次の目的に向かう途中はトルコ石屋さんで小休止。
トルコの思い出に、綺麗なピアスを一つ買いました。
そしてまたバスにゆられて数時間。
今度は世界遺産にも登録されているエフェス遺跡に到着です。
とにかくその広さに圧倒。ペルガモン遺跡よりも生活の匂いがする遺跡。
よくある映画みたいに、頭の中で壊れた遺跡がパズルみたいに組み立てられて甦る。
すごく人間臭い遺跡で、とても面白かったです。
紀元前の生活にこれほどまで共感できるとは思わなかったな。
とにかく思うことがありすぎで、ここではとても全部は書ききれそうにありません。
その後はアルテミス遺跡に15分ほど立ち寄りました。
でも降りる直前まで寝てたので、話の流れが全然分からず
目の前に建っているしょぼい遺跡がなんなのかわからなくて
全然堪能できませんでした。もったいなーい。
ぼんやりする頭で、全部で20人のツアー客の中、
母親の姿だけがばかに遠くに見えたのだけが印象的でした。
そして、物売りのお兄さんが「ガンバ大阪」としきりに連呼していたのが
更にリアリティを逸していた気がします。
そんなこんなであとはパムッカレのホテルに向かうだけ。
向かうだけといってもきっと東京から名古屋くらいまでは走ったと思う。
最初は「すごい、地平線だ！」と感動していた外の景色も
それが永遠と続くとは知らず、最後は一人もくもくと携帯のゲームで
遊ぶ暗い人になっていました。「退屈」とは人間の恐るべき敵！！
ホテルについたら夜ご飯を食べて、パタっと倒れるように今日もぐったり。
でも昔の人々の世界観が頭から離れなくて、ベットに入ってからも
しばらくは眠れませんでした。
人生はかくも儚く、歴史は書くも雄大なり。
1 
2
3 
4
1：ペルガモン遺跡の神話的回廊。
２：ペルガモン遺跡の大劇場。百聞は一見にしかず。
３：エフェス遺跡のトイレ。下には川が流れているから臭くならないのだそうです。
大理石が冬場とても冷たくなるので、奴隷が人肌で温めていたんだとか…。
４：エフェス遺跡の図書館入り口。地下で娼婦の館と繋がっています。
それでいいのか、エフェス人！！！笑
スケジュールが詰まりすぎていて、トルコ5日目に旅メモを整理していたときに
時間の境目がわからなくなってしまうほどでした。
そんなこんなでトルコも3日目。相変わらず朝が早いです。
（そして更新するのは遅いです…。）
この日はまずホテルを出てから30分くらいバスで走って、
ベルガマという街のペルガモン王国の遺跡を見てきました。
今回のトルコ旅行で数多くみた遺跡の中で、私はこの遺跡が一番好きです。
うまくはいえないけれど、空気がとても神話的。
どんなによくできたガイドブックも、その100分の1も素晴らしさを
伝えることができないんだということを実感しました。
何千年も昔、この地で実際に人が生活していたかと思うと、胸が締め付けられる。
もはやときめくことさえ忘れて、その壮大さに無口になるほかはできることがありません。
この遺跡で一番迫力があったのはなんといっても大劇場。
切り立った崖のようなところに、人がやっと一人通れるくらいの石が連なり、
それが崖の下まで永遠と続いています。足を踏み外したら、絶対に死ぬと思う。
予想するにたぶん一番偉い人が底にあたる部分で話すんだろうけど、
それって不公平なんじゃないのか？と、
このすさまじい階段を下りているときに思わずにはいられませんでした。
降りるときから、登るときの心配をして、バスに戻ったのは集合時間ぎりぎりです。
次の目的に向かう途中はトルコ石屋さんで小休止。
トルコの思い出に、綺麗なピアスを一つ買いました。
そしてまたバスにゆられて数時間。
今度は世界遺産にも登録されているエフェス遺跡に到着です。
とにかくその広さに圧倒。ペルガモン遺跡よりも生活の匂いがする遺跡。
よくある映画みたいに、頭の中で壊れた遺跡がパズルみたいに組み立てられて甦る。
すごく人間臭い遺跡で、とても面白かったです。
紀元前の生活にこれほどまで共感できるとは思わなかったな。
とにかく思うことがありすぎで、ここではとても全部は書ききれそうにありません。
その後はアルテミス遺跡に15分ほど立ち寄りました。
でも降りる直前まで寝てたので、話の流れが全然分からず
目の前に建っているしょぼい遺跡がなんなのかわからなくて
全然堪能できませんでした。もったいなーい。
ぼんやりする頭で、全部で20人のツアー客の中、
母親の姿だけがばかに遠くに見えたのだけが印象的でした。
そして、物売りのお兄さんが「ガンバ大阪」としきりに連呼していたのが
更にリアリティを逸していた気がします。
そんなこんなであとはパムッカレのホテルに向かうだけ。
向かうだけといってもきっと東京から名古屋くらいまでは走ったと思う。
最初は「すごい、地平線だ！」と感動していた外の景色も
それが永遠と続くとは知らず、最後は一人もくもくと携帯のゲームで
遊ぶ暗い人になっていました。「退屈」とは人間の恐るべき敵！！
ホテルについたら夜ご飯を食べて、パタっと倒れるように今日もぐったり。
でも昔の人々の世界観が頭から離れなくて、ベットに入ってからも
しばらくは眠れませんでした。
人生はかくも儚く、歴史は書くも雄大なり。
1 23 41：ペルガモン遺跡の神話的回廊。
２：ペルガモン遺跡の大劇場。百聞は一見にしかず。
３：エフェス遺跡のトイレ。下には川が流れているから臭くならないのだそうです。
大理石が冬場とても冷たくなるので、奴隷が人肌で温めていたんだとか…。
４：エフェス遺跡の図書館入り口。地下で娼婦の館と繋がっています。
それでいいのか、エフェス人！！！笑
at 03:13│Comments(2)
この記事へのコメント
1. Posted by katoshu 2006年03月16日 09:47
ペルガモン！遺跡の大半は帝国主義時代の名残で、ドイツのベルリンにあるペルガモン博物館にあるんだよね、たしか。
ベルリンに行った時にそのペルガモン博物館で圧倒されてたのを思い出しました！
ベルリンに行った時にそのペルガモン博物館で圧倒されてたのを思い出しました！
2. Posted by 桂 2006年03月18日 02:25
そうそう、なんかあるべき場所に建物がなくて、なんかさみしかったよ。
トロイの遺跡も、ドイツのシュリーマンが全部宝を持って帰っちゃったし、
「もういい加減返してくれてもいいじゃん！」って感じでした。
もしドイツにいけたら、絶対にいってみたい場所だなぁ{まる}
トロイの遺跡も、ドイツのシュリーマンが全部宝を持って帰っちゃったし、
「もういい加減返してくれてもいいじゃん！」って感じでした。
もしドイツにいけたら、絶対にいってみたい場所だなぁ{まる}
