2005年03月

2005年03月31日

刺すか刺されるかの世界。

かつてこれほどまったく用意をしていないまま引越しをした人はいたんだろうか。
いや、たぶんいなかっただろう。

明日引っ越すくせにまだ実質家しかない。家具もない。家電もない。電気もないし水道もない。加えて言うならネットもない。さらに言うならお金がない。完全無欠になにもない。

はっきりいってこんなことかっこ悪くてブログにかけるようなことじゃないんだけど、とにかくあまりにも何もない状態に自分でも錯乱状態です。ここまでくると相当の大物かただのバカのどっちかですよね。果たして私はどっちなんだろ…。

今私の頭の中に、「お前確実にそりゃ後者だよ」といっている人が鮮明に一人思い浮かびます。かと思えば、「しょうがないよ、桂も大変だったんだし」といってくれる人も一人思い浮かびます。私のダメな部分をズバっと言ってくれる人と、そうして深く沈みこんだ私を浮上させてくれる人をあわせ持つ私は、もしかしたら幸せな人間なのかもしれません……。ひゅ~るり~。


とりあえずこんな状態のまま、れっつ・びぎん・ざ・にゅーわーるど。
買いたい家具のメボシは一通りすべてつけてあるので、明日はとにかく蝶のように舞い、蜂のように刺されて…いや、ちがった。刺してきます(意味不明。笑)

at 03:19|PermalinkComments(2)

2005年03月29日

虚弱な健康人。

前回のブログに引き続き、まだまだ虚弱体質記録は更新中。最近とにかく体が弱くて困ってます(涙)。食べたらすぐお腹痛くなるし、気持ち悪くなるし、あげくの果てにはしょちゅう立ち眩んではフラフラしている始末。しかも階段から落ちた時に怪我した右足の親指の付け根はいまだに痛いし、花粉症もひどくて、なんか目から謎のゼラチン質の物体がでてきました。目といえば、度が進んでしまいメガネを新しく買ったし、肩もなんか極度にこってます。最近何かに取り憑かれているんじゃないかと思うくらいはっきりいって痛いことばっかり。見る人が見たら、私の肩には物理的になにかのかってるんじゃないだろうか。
…と、自分でいって恐ろしくなってきたので、今のは言わなかったことにします。

元気だけが取りえなのに、私からその元気をとったら何もなくなってしまう。たとえば玉ねぎの皮をむくみたいに。あるいは夜明けの一番星みたいに。気が付いたらいつのまにかなくなっていたなんて、そんなのイヤじゃー∑(゜◇゚;)

ただその割には早寝早起きが板についてきました。夜疲れて起きてられないので、必然的に朝も早くなります。もう4時とか5時までおきてられない。そして夜に起きてられないと日記が更新できません。ただ「日記読んでるよ」「更新まだ?」とかいってくれる人がいるだけで、こうして書く気になってしまうんだから、私は単純な人間ですね。笑


さて、長い前置きになってしまいましたが、今日は一人暮らしを始めるに当たり、事務的な手続きなどをまとめて一気に行いました。朝から銀行、市役所、郵便局などを回り、さらにハンスホイヤー(ホルンのこと)をかえしにSFCまで行ってきました。建設的かつ生産的な一日だったな。ものごとが物理的にどんどん消化されていき、自分の力で歯車をぐるぐる回していると実感できる感覚はとても気持ちいいですね。

ただ喜んでばかりいられないのは、やはりそこにある種の「終わり」の存在を感じるからなのでしょう。SFCまで運転していても、その慣れ親しんだ風景の中にサミシサがまじる。天気は雨。BGMはブラームス。

多分一人でこんなに気分が盛り上がってしまうのは、「ホルンを返しにいく」という目的のせいなのかもしれません。そりゃー盛り上がっちゃいますよね。だっていままで3年間ハンスホイヤーで頑張ってきたんだもん(>_<)。しょーがあるめぃ。少し大げさにいうならば、私はこのホルンに人生を救ってもらったといっても過言ではないと思います。楽器はただの楽器でしかないけれど、そこから広がる世界は果てしない。「このやろホイヤー、かかってこいやー。」とか一人気合を入れていたのが本当に懐かしいです(笑)。
あの楽器を私と同じように愛し、そして私と同じように救われる人が現れることを私は願ってやみません。


…すみません、また当初の主旨とはだいぶずれた日記になってしまいました。
そして日記を書いているので、時はすでに4時になってしまいました。虚弱で不健康人なのは最悪なので、明日という日は早起き爽やか元気にがんばります。てめーらみんなかかってこいやー。笑

at 03:32|PermalinkComments(2)

2005年03月27日

痛えの痛くねぇのって

3月は別れの季節です。ただそんな郷愁感にひたってられないくらいとにかく最近は忙しく、ストレスフルな毎日でした。そんなこんなで、先日ストレスのせいか日々の不摂生の生活のツケを払わされれたのかはよくわからないけど、入院までしてしまいました。お腹が痛てぇの痛くねぇのって。気持ちが悪りぃの悪くねぇのって。元気だけがとりえの自分がどうしてココまで虚弱体質になってしまったのか本当に謎です。教えて、アンパンマン。涙

あの日は朝7時に腹痛で目がさめました。実はあまり遠くない過去に同じようなことがあったばっかりだったから「またか…」という思いを抱かずにはいられなかった。そして嫌な予感。そして嫌な予感は的中。相変わらず家には誰もいないので、症状が少し回復した4時過ぎに自分で運転して病院までいったらいったで、そのまま入院になってしまいました。別に緊急を要するものでもなかったのだけど、その2日後に卒業演奏会を控えていたから、もう藁にもすがる思いで「入院すれば早く治る」という医者の言葉に従いました。とにかくひたすら点滴点滴の26時間。寝ている間にとれないように、針が普通よりも長かったのが違和感倍増で痛かった。夜は夜で8度5分まで熱が上がって、その数字を見たときはいよいよ卒演に乗れないかと考え、たまらなく泣きそうになりました。とにかく卒演に乗れることばかりをただ祈りつつ、一晩暗澹たる思いで過ごしました。

そして沈んだ太陽はまた登り、翌日。点滴が効いたのか症状は格段に回復にむかっていました。医学の力は素晴らしいです。恐るべき点滴パワー。朝にはもう大分すっきりしていて、お腹が破裂するんじゃないかと思うようなムカつきも、痛みもありませんでした。ただ元気になってくると、暇に耐えるのが病人の仕事。談話室で漫画の山をみつけ、それで一日時間をつぶしていたのはいいのですが、結局最後の点滴が終わって家に帰れたのは夜の8時を過ぎていたころです。


病気になり、またたくさんの人にお世話になってしまいました。ベッドの上で今までの人生を振り返ったり、隣のベットにいたおばあさんをみていたら、なぜか働かない頭で、先日みた演劇の一説をぼんやりと思い出しました。

それは、

「人という字は、人と人が支えあってできてるんじゃない。支える人と支えられる人でできているんだ。支えられている人は、支えてくれる人のことなんてかんがえちゃいない。お前等が支えられている人間で、オレが支えている人間だ。」

というものです。なんだかズシっときてしまった。本当にそうなのかもしれないな、と。支えられている人間と支えている人間。


…すみませんなんだか、自分でも予想外の方向に話がいってしまって、収拾がつかなくて困っているのですが、こうなったら恥ずかしさに耐えて、あえて声を大にしていうと、とにかくいいたいのは今まで私を支えてきてくれたみなさま、本当に本当にありがとうございました、ということです(これからもよろしく。笑) 今回心配してメールを打ってきてくださった方も、本当にうれしかったです。ありがとうございました。

今までの生活とお別れして、新生活をスタートする上で、やっぱり一番にあるのは感謝の気持ち。一番初めはやっぱり家族。家族があっての私です。そして当たり前だけど愉快な仲間達。最後に音楽。

これまた唐突なのですが、人間の最大の敵は孤独だと私は今でも思っています。だから支えられている人間と支えている人間で成り立つ「人」的人間関係じゃなくて、支えている人間と支えられている人間が対等な「へ」的人間関係をとりあえずは目指していきたいです。なんてね。


あー、それにしても卒業だ。忙しくても、病気で倒れても、卒業は卒業です。さようなら人生最高の4年間。そのことを考えると、体の痛みよりも、よっぽど胸が痛てぇの痛くねぇのって。

今でも虚弱体質の後遺症に悩まされているのですが、とにかく卒業アルバムにほとんどの方が書いてくださった「いつも元気で明るい笑顔」でこれからもずっと頑張っていきたいです!ぶぃ。

img20050327_1.bmp


at 02:36|PermalinkComments(4)

2005年03月09日

其の三

台湾ギャラリー最後です。写真だらけ。笑


img20050309_1.jpg
「淡水」という港町。
ここから見える夕日はすごくキレイらしいのですが、強行スケジュールのうちらは、夕日を見ることなしにこの街を後にしました。残念。でも下町っぽい雰囲気がとてもよかったです。
どうでもいいけどここで食べたモノは全部まずかったな。どうして?笑




img20050309.jpg
ドトールです。
読めそうで読めない漢字がいい感じにストレスになる。
ちなみにケンタッキーは「肯徳基」と書きます。
シナモンは「肉桂粉」です。笑





img20050309_2.jpg

うまいパン屋の前にいた男の子。なんとなくとってしまいました。
どこの国でも、パン屋さんの前では同じような家族劇が繰り広げられているようです。





img20050309_3.jpg
中国茶を飲む私。笑
この時は、色々あってヤケでした。
時刻は午前4時ころです。あぁ、ゆかりくん。
大変だったね…。
顔がアホっぽければ、やっていることもアホそのものです。笑




img20050309_4.jpg
フカヒレスープです。
ゆかりくんの強い要望により、なななんとフカヒレを食べることに。
ブルジョワ(になりたい)です。
人生初フカヒレ。うまーかったー。






そんな感じで、唐突ですが、脈絡ない台湾ギャラリーをこれで終わりたいと思います。

この旅は本当にうまく現実逃避ができたと思う。モロに「私たち観光してます!」って感じで、本当に手放しで楽しめました。

ゆかり君、ありがとう。いい思い出になった。
そして早く3日目かいてくれると、嬉しいな。笑



at 04:32|PermalinkComments(0)

其の二

台湾のお寺はとにかくこれでもかってくらいゴテゴテしいです。どはで。

ここまでやるのか!ってくらいいろいろくっついています。
私は基本的に「simple is the best」の人間だけど、さすがにここまでやられると
もう「参りました」としかいえません。外装もさることながら、とにかく内装がすごい。
圧倒される。内装は写真とれなくて残念だったのですが、せめて外観だけでも。
少しはこの迫力伝わるでしょうか?
人工物にここまで圧倒されるのは久しぶり。

写真は全て同じ敷地でとりました。
個人的には狛犬が凛々しくてかっこいい。龍はちょっとばかっぽいですね。
漫画だったら、「あんぎゃー」とかいう吹き出しをつけたい感じ。笑

猫はまぁいうまでもなく、かわいいです。猫大好き。
「猫にも異文化の違いがある」ということを、みなさんご存知でしょうか?


img20050309.jpgimg20050309_1.jpg











img20050309_2.jpgimg20050309_3.jpg














at 04:04|PermalinkComments(0)