2005年07月

2005年07月29日

チャンピオンは誰だ。

夏なので、ちょっと涼しげなスキンに変えてみました。あー、涼し。

でも内容はうってかわって、熱い話題。


先日新宿コマ劇場で開催されている、「We Will Rock You」を観にいきました。

HPから内容を抜粋すると、つまりこんな感じ↓↓のミュージカル。
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2002年5月にロンドン・ウェストエンドのドミニオン・シアターでオープンしたミュージカル「WE WILL ROCK YOU」。本作品はQUEENのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが構想、ステージデザイン、全役者とミュージシャンのオーディションに至るまで全面的に監修。まさにQUEENによるQUEENのミュージカルです。「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」「キラー・クイーン」「レディオ・ガ・ガ」をはじめとする20数曲のヒット曲、そしてハイテクを駆使した臨場感あふれるステージは、既成のミュージカルの概念を打ち破った作品として、観客の圧倒的な支持を得ています。
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既成のミュージカルの概念を打ち破っているかはよくわからないけれど、
まさにQUEENによるQUEENのためのミュージカルというのはうなずける。

ただ、実はわたくし、QUEENに関してはまったくの初心者。
「QUEENって名前は聞いたことあるけど、どんな曲歌ってるのかわからないわ」なんて
QUEENの熱狂的なファンが聞いたら殺されそうなくらい、とにかく右も左もわからない。

でもミュージカルの前に、QUEENのプロモーションビデオが会場内に設置されている
パソコンで自由に見られるようになっていて、それをしばらくみていたら、
最初の3分間で即席なんちゃって大ファンになってしまいました。笑

曲を聴きだしたら、耳に慣れ親しんだ曲ばかりで、とまらない。
なんだかわからないけど、わけのわからない情動に突き動かされる。
「これQUEENだったの!?これもQUEENだったの!!??」ってな具合で、
とにかく本番20分前からQUEENの全てに引き込まれてしまいました。

熱い!!熱いぜ、ロック魂炎 笑
まさにQUEEN OF MUSIC!


一言で音楽といえども、その表現形式は本当に多種多様ですね。
クラシックはメンタルな部分に、ロックはよりフィジカルな部分に訴えかけてくる気がします。
音楽の質、、、というよりも層が違うのかもしれません。

私は、クラシックばっかりきいていた人間だったので、とにかく2時間は
ロックのビートが気持ちくて仕方がなかった。

体の底から熱いものがこみ上げてきて、それはその後、ついに
カラオケという形をとって溢れてきてしまいました。

本当、ロック魂の火が燃え上がり、気持ちえかったわー。笑


いまさらですが、やっぱり歌はすごいです。
自分の声のエネルギーが、まったく別のエネルギーとなって自分に還ってくる。
まるで体中に風が吹き抜けて、再びカチっと自分の中の歯車がまわりだすような
心地よい感覚におちいりいます。

自らを表現する方法を何通りも与えられた人間は、
本当に幸せ者としかいいようがないのかもしれません。

あぁ、もうともかく、私の熱いpassionがロックのビートに波のりジョニ-で
本当にのりのりな夜でした。


img20050729.jpg

WE ARE THE CHAMPION


at 01:23|PermalinkComments(3)

2005年07月23日

気が付けばそこにあるもの

ちょっと前の話ですが、海の日を含む3連休は、逗子に帰りました。
久しぶりに家に帰り、とてもゆっくりとした時間を過ごすことができました。
何より愛猫に再開できたのが嬉しくて、嬉しさのあまり本気で目が潤んでしまった。
人は本当に好きなものを前にすると、むしろ泣きたくなってしまうのかもしれません。

さて、帰宅したら、日曜日も働きマンのお父さんが、私が小さかったころのビデオを
DVDに落とすために機械と格闘してました。20年以上も前に撮られたビデオテープ
は劣化が激しく、苦肉の策の上、ついに最新のDVDレコーダーを購入。

1歳、3歳、7歳、15歳…。
いろいろな時代のいろいろな私がいます。

それが予想以上に面白くて、ビデオに見入ってしまいました。
ブランコに乗って、お母さんにコトバを教えてもらってたり、
(「桂ちゃんおめめどこ?」と聞かれて、耳を指差し誇らしげに笑ってました。笑)
優しくしてもらったことなんて一度もない!と思っていた姉に抱っこしてもらってたり、
なくなったおじいちゃんの手にぶらさがっていたり。

なんだか主観的にみて、「自分はどうだったか」ではなく、
極めて客観的に、「自分どうだったか」というのがよくわかって、
胸が一杯になってしまった。

そこにあるのは、まぎれもない無償の愛。
本気で世界は自分のためにあるんだと思い込めた、盲目的な幸せの日々。


しかし、目は開かれなければなりません。


過去とは、もはや失われてしまった、遠い昔の物語。

でもその暖かさは、今も私を暖め続ける。


やがて、昔のビートが、風にのって聴こえてくる。
遠い音楽が現実に音を奏ではじめて、私の胸を打ちはじめる。ドン、ドン、ドン。

失われた物語は現実をなぞることはできないけれど、
それならば、失われてしまった空白の部分を、胸に抱いて生きていこう。


「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて、気が付けばそこにあるもの」と、
ミスチルの桜井さんは歌っていますが、その言葉が今になって妙に心に響きます。

at 03:03|PermalinkComments(2)

2005年07月04日

どこかへ帰りたい

突然ですが、やっぱり「おしえてgoo」はすばらしい!

また“まったく”期待せずに、軽い気持ちで質問したのですが、
予想以上の解答にこちらのほうが驚いてしまいました。
解答がかえってくるだけでも嬉しいことなのに、その質の高さは感動もんです。

なぜこんなに素晴らしいクオリティを保つことができるのでしょうか。
思わず「この世の中は善意で溢れてるYO」なんて、
世界の中心で叫びたくなってしまいます(中心てどこだ?)笑

ホントに嬉しかった。

あまりにも嬉しかったから、今回はリンク貼っちゃおう。
質問は、「星のきれいに見えるところしりませんか?」というものでした。
このあたたかいやりとりをみてください。
鳥取なんて、本当に夢がある解答でした。
サイバー世界もまだまだ捨てたものではないのですね(ホロリ)。


VDT症候群の私は、昔から疲れると無償に星がみたくなります。
目が痛くてたまりゃん時は、星を見るに限る。

というわけで、夏の旅行は、栗山さんと星になりました(文章へん)。
キラーンキラキラ


あぁ。


はやくどこかへ帰りたい。

at 07:29|PermalinkComments(5)

2005年07月01日

映画は創られなければならない。

一人暮らしになったら映画見まくって見まくって見まくってやろう!
と思ってたのに中々見る時間がありません。
しかも新作だと490円もするし、そんな毎日借りてるお金もない。

でも最近観た映画を、思いつくだけかいてみます。

オールドボーイ
スイングガールズ
みんなの家
インザカット
アイズワイドシャット
僕の彼女を紹介します
未知との遭遇
リバーランスルーイット
いま、会いにいきます
ラストプレゼント

うーん、10本。
2ヶ月くらいで10本だと、やっぱり少ない。

映画館でみたい映画もたくさんあったのに結局行けませんでした。

エターナルサンシャイン
コンスタンティン

なんか見たかったな。

エピソード3

にいたっては、エピソード2をみてないからまずそこからはじめなくちゃ。笑


でも、本数はともかく、私の中で映画は間違いなく最高のエンターテイメントです。

だって誰かのイマジネーションの世界を、疑似体験できるなんて面白い。
どこの誰かもわからない人が、「私」をなぞっていく感覚は、言葉になりません。

もちろん映画が好きな一番の理由は、単純に「たのしいから」なんだけど、
たまに「あぁ、こいつにはやられた」という映画に出会うと、
それはやっぱり自分自身の何か、あるいはどこかを、
なぞっているような映画だったりする気がします。
なんて自分でいってても、ちょっとなぞな発言なのですが(笑)、
とにかく映画の楽しみ方も重層的ということです。深い深い。


さて、上の10本の中でのオススメは「僕の彼女を紹介します」と
「オールドボーイ」かな。両方とも韓国映画だ。

最近韓国ブームですが、ブームに足るだけの内容だと思いマス。
韓国の恋愛映画は観客の泣くポイントを心得ている感じで、
「またか」と思いつつも、やっぱり泣いてしまう。
まぁこっちも「感動させていただきマス」という気持ちで観てるからいんだけどね。笑

ちなみにさっき観ていたのは「ラストプレゼント」。
やっぱり泣いてしまいました。


私が言葉にならない気持ちを音楽にのせるように、
彼等はを映画の中にそれを託すのでしょうか。

自分のココロをうまくのせられる媒体をみつけられるということは
もしかしたらものすごく幸せなことなのかもしれません。

言葉は語られなければならないし、音楽は奏でられなければいけないし、
映画は創られなければいけない。

自分は一つなのに、自分を表現できる方法は無限にあるなんて、
我ながらロマンチック街道まっしぐらな発言でまいっちゃいますが、
ちょっと胸ときめいてしまいますまる

オススメ映画があったら、是非紹介してください。

at 06:06|PermalinkComments(4)