2005年12月

2005年12月28日

ありそうでないもの



2つ前の記事のも書いた深澤直人氏の「ありそうでないもの展」。

私、このデザイン展は本当に行きたかったんです。

すごく面白そうだったから、どうしても行きたかったんです。


だから、行ったんです。

期待に胸を膨らませて。


そしたらこの展示会、去年だったんです。

「11月23日~1月23日」って、去年のだったんスよっ!!


そんなのってありなの!!??

じゃあちゃんと2004年って書いといてよ、って話です。

せっかく行ったのに、残念をとおりこして、もはや無念です。

新年を前に、深遠な信念が死んでまんねん(なんのこっちゃ)。


私のこの満たされない思いは一体どこに行けばいいのでしょうか。

「ありそうでないもの展」は、本当に

ありそうでありませんでした。


くそー、やられたー。


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2005年12月20日

とりとめのない野心

この前授業中、とても暇だったので、
脳内をgoogleして時間を潰してました。

そしたら、ふと

「blogを紙媒体にするサービスをやったら売れるだろうな…キラキラ

と思いつきました。

私はそんなナルシストではないですが、
自分の書いた文章は結構大事に思っています。

だから絶対売れるって!

自分の、自分による、自分のための、物語なんて、

どうかなキラキラ!?

とおもい、今度は既にそんなサービスがないかどうか
現実世界にgoogleをかけました。

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2005年12月17日

ニューデザインパラダイス

「ニューデザインパラダイス」という番組をご存知ですか?

毎週金曜日、深夜1時15分~1時45分にフジテレビでやっている、
30分たらずの番組です。

あんまり面白いテレビがない、とかなんとかいいながら
なんだかんだ家にいるとダラダラとテレビをつけていることが多い今日この頃。

今、私が一番好きな番組です。
あいのりよりも全然好きになりました。笑

番組の主旨は、そのタイトルの通り、「デザイン」。

日常のカケラを毎週違うデザイナーがアレンジし
既存の枠から、その枠組みを大きく変えて、
新しいものに創り変えていきます。

その枠組みの変え方が、本当に素晴らしくて、
この番組だけは毎週欠かさずみてしまいます。
眠くても、目覚ましかけて見てしまうくらい好きです。

この番組の賞賛に値すべきところは、単にデザインの面白さだけではなく、
その着眼点にこそあると個人的に思っています。
「デザイン」ということをテーマにするだけでも十分面白いけれど、
デザインされるそのものが、番組の質をさらに高めていると思うのです。

今日は作品No.76で「湯たんぽ」でした。
隠す湯たんぽから見せる湯たんぽへ、ということで
連結もできるし、首にも腰にもかけることができる
花の形をした湯たんぽは、とても愛らしかった。

先週は「おみくじ」だったし、私が過去に見た中には
「日記」とか「風呂敷」とか「婚姻届」など、
驚くべきものがたくさんありました。

毎回、「これ以上どうやってデザインするの?」と思うものを選んでくる辺り、
創るほうもプロなら、選ぶほうもまたプロだな、といった感じデス。

番組の構成に、映画『ニューシネマパラダイス』を意識しているのも素敵。

この番組をみていると、可能性なんていくらでもあるんだな、
という気分になれます。

何かを生み出す力はとてもすごいと思うけれど、本当にすごいのは
その人の生み出す力を「引き出すような力」なのかもしれないなぁなんて、
そんな風にも思います。

とにかくとても面白いので、是非一回みてみてくださいチューリップ


ちなみに余談ですが、私が一番尊敬してるプロダクトデザイナーは
その名があまりにも有名な深澤直人氏です。
昔から深澤氏の加湿器が欲しくて欲しくてたまらないのですが、
いい子にしてたら、サンタさんが運んできてくれないかしら?
今度サンタさんに相談してみたようかと思います。うふふ。


コレ ↓ ↓


img20051217.jpg       kashitsuki.jpg





さらに余談の余談になりますが、この深澤直人が
現在、ワタリウム美術館内のon sundays shopにて
ありそうでないもの展」という展覧会を1月23日まで開催しています。
これはいかないわけには行きません。

ちょっとWebでチェックしてみたら、非常口の棒人間が
ドラえもんになってました。ありえねー。笑

だから、

デザイナーって、

本当ダイスキっ!


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2005年12月14日

神と悪魔の時間


『時間は神が創り、時計は悪魔が創った』

なるほど。

この世の中に、絶対的に平等なものがあるとしたら、
その一つは「時間」だと思います。

でもその流れの速度はこんなにも不平等。
状況によっても違う。社会や文化によっても違う。
さらにいうなら、ゾウによってもネズミによってもその流れ方は変わってきます。

授業で「時間の種類」に関して調べないといけない機会があり、
しかも発表しなければいけなかったので、けっこうちゃんと調べていたら、
その区分の多さに驚かされました。

例えば「家族時間」、「産業時間」、「心理的時間」、「生物学的時間」
「社会的時間」、「歴史的時間」、「実存的時間」 など本当にたくさんの
分け方があり、実際こんな風にわけられてもいまいちピンときません。

ちなみに「実存的時間」とは、

「価値観や人生観のようなものに関する時間や、
死に瀕した際に走馬灯のごとく過去を回想するような時間」


という意味らしく、逆にピンときたらヤバイ時間なことがわかりました。笑


こんな風にいろいろ区分をわけられるよりも、

『時間は神が創り、時計は悪魔が創った』

と、言われたほうが私にはよっぽどピンとくる。

というのも、実は前に忙しくしてきた時にまったく手をつけていなかった学業のツケが、
いっきに学期末に回ってきてしまい、ただいま非常に困惑しているからです。
時間がなくて、時計がとても恨めしい…困った

でももしかしたら時計は、悪魔が創ったものでもなんでもなく、
自分の時間をしばっているのは、自分自身なのかもしれませんね。
なんでもいいけど早く解放されたいです。

ぎゃほー


at 01:03|PermalinkComments(1)

2005年12月12日

個人的な生と死

繰り返しになってしまうのですが、
私の一番好きな作家は、誰がなんと言おうと村上春樹です。

たぶんこういうと納得される方も多いと思うのですが、
村上春樹の文章は、年齢やそのときの状況によって、
感じ方が全くといっていいほど異なってくるように思います。

まるで焚き火を見ているように、その自由で不確実な火に、
そのときの自分の心が投影される。

とても重層的で深く、深いよりさらに深いです。


先日、村上春樹の話をしていたら、
彼の作品の大きなテーマの一つに、
「“あちら側”と“こちら側”というものがある」
と、ある人がいいました。

その、“あちら側”と“こちら側”を、とりあえず便宜上、
あくまで便宜上だけど、“生”と“死”とわけてみることにします。

死のある文章。

そして、そこから必然的に導き出される、生のある文章。


そういえば昔から、自分では意識していなかったのですが、
私は嫌なことがあったり疲れていたりすると、
村上春樹の文章を読むことが多いように思います。

なぜ、辛いときほど村上春樹の文章を求めてしまうかというと、
もちろん作品が好きだったり、表現が好きだったりというのは
大前提としてあるのですが、それよりも理屈抜きに、心が
“あちら側”である“死”を求めているからかもしれないなと、
なんとなくと思いました。もちろん字義的な意味での死ではありませんけど。


村上春樹の文章を辿っていると、私は“あちら側”の世界をとても
身近に感じることができます。
そしてそれに触れることによって、その境目に立つことによって、
うまくいけば、とても個人的に
「死」→「再生」というプロセスを踏むことができるのです。


今回読んだ中で、それを一番感じたのは、
『神の子どもたちはみな踊る』から
「アイロンのある風景」という短編でした。

昔は、同じ文章を読んで、「なんだ中途半端なところで終わるんだなぁ。」
くらいしか思っていませんでした。
でも今は、文章中に語られる、アイロンが
何の身代わりであったのかを考えるようにました。

そして、個人的な生と死について考えるようになりました。

今回、この作品を読んで、果たして自分がうまく再生のプロセスを
踏めたのかどうかはよくわからないけれど、
生と死はただそこに存在するものとして
私の心に深くしみこんできます。

やっぱり何度言っても言い足りないけど、
村上春樹ダイスキです。

新作の「東京奇憚集」はお金がなくてまだ読んでいないけれど、
この前大学の図書館に「買ってちょんまげ」と、お願いして参りました。

そしたら、さっきメールをチェックしたら
「買ったので取りに来てちょんまげ」と返事がきておりました。

やったー。

「形があるものと形がないものがあるとしたら、形がないものを選べ」

新聞でこの作品が紹介されたときから、読みたくて仕方ありません。

まだこの手にとってもいないのに、
我が細胞たちは、すでにその分裂を始めてしまっているようデス。


at 07:41|PermalinkComments(3)