2006年08月

2006年08月31日

ワンセンテンスの願いと、自分勝手な祈り。


昔から本を読むのは決まっていつも電車の中。
私は多分、思ったよりも多くのことを、
この中で学んできた気がします。

公共の場なのに、なぜかとても私的な空間。
本を片手に電車に乗るのは、私の好きな時間です。

ただこんなに好きな時間でも、
悩みが深いときは、本のページはめくれない。
大事なミーティングの前は、本のページはめくれない。
もちろん寝不足だと、本のページはめくれない。

でも、今日、本のページがめくれなくなってしまったのは
こんな理由からでした。
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2006年08月21日

めるひぇん


突然ですが、本日両親が中国旅行から帰ってきました。
本当は昨日帰ってくるはずだったのに、
航空会社の手違いで、なんとチケットがブッキング!

すったもんだの末に、結果的には、
一日エキストラで、上海の四ツ星ホテルに泊まり、おいしいものを食べ、
楽しい夜を 無料で 過ごしてきたようです。

うーん、うらやましい。

母親の「帰りの飛行機では日本語が通じたのまる」という
言葉がとても印象的でした。

よかったね。笑


中国では全部で3ヶ所回ったらしいのですが、
最初にいった場所は「桂林」。

そしてこの桂林、なんと、車が全て「桂ナンバー」らしいのです。
両親いわく、どこをみても「桂の文字だらけ」で、
これは一度いってみたいなぁという感じです。

桂ナンバーなんて、正直、(勝手に) こっぱずかしいですが、
世界にただ一つ、そんな(私にとって)メルヒェンな街があるなて、
想像するだけで、気がつけばにやけてる自分がちょっとキモイ。


img20060821_3.jpg


「めるひぇぇぇーん」


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2006年08月15日

ニッポンの夏。

どんなに時間がたっても、会えば、変わらず笑い合えるという関係は
本当に素晴らしいと思います。そんな愛すべき存在を、私はとても愛してる。


今回は、その典型ともいえる奴らと葉山の海で2日間かけて遊びました。
楽しくならない、わけがない。
1日目も2日目も、食べて笑って泳いで笑って飲んで笑いました。


変な言い方だけど、まるで幸せなおままごとをしているみたいでした。
みんながそれぞれの役をこなし、互いがパズルのピースのようにカチッとおさまる。
流れる時間は、とても親密で、しっかりとした温度を私はそこに感じることができました。

実は昔から夏があまり好きではないのだけど、
こんな風にして集まれる夏があるのなら、
私は地軸の傾きにもっと感謝をしなければ。

限られた期間の、許された時間。
6人で創ったパズルは、思ったよりも興味深いものになった気がします。
来年の夏になる前に、また会いたい。


そんなわけで、思い出の一枚。
タイトルは『ニッポンの夏。』でいかがでしょうか。

スイカはおいしいし、海はきれいだし、男の子の上半身はまぶしいです。笑


s-pict0228.jpg

『日本の夏』



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2006年08月13日

映画『ゲド戦記』

はじめて「ゲド戦記」の映画化を知ったのは半年以上前でした。
それから見たいみたいとずっと想っていたこの映画。
見れてよかった。

巷ではあまりいい評判を聞かないけれど、私はとても好きでした。
度重なる不評のせいで、作品への期待値が当初の予定よりも
だいぶ低く設定されていたためか、冒頭の

ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに
-「エアの創造」-


がでた瞬間から、本気でのめりこんでしまいました。
鳥肌たった。まじです。


とにかくこの物語を心から愛する私にとっては
その世界観を共有するまったく別の話としてとても楽しめました。

「絵」に関しては、確かにすこし物足りなさを
感じたところはあったけど、それ以上に感動した場面は余りある。

内容に関しては、まぁ、世界観を知らない人にとっては
分かり辛いかなぁという感じはあるけれど、
でもこれを機に、一人でも多くの人が「ゲド戦記」を
読んでくれたらこんなに嬉しいことはありません。

この物語は、私の中では物語以上の物語です。
何回読んでも、その都度深く考えさせられて
想像力は広がるばかり。

あまりにも好きなものを前にすると
喜びよりも、むしろ胸は苦しくなる、
と前にもどっかで書いたけど、
この物語は私にとってまさにソレです。
なぜだかよくわからないけど、胸が締め付けられる。

でも今回、そんなゲド戦記を別の角度から見ることができて
本当に楽しい一時をすごせませました。私は満足です。


映画をみた同じ日に、夜、海で流れ星をみました。
夜空に儚く輝く一筋の光が、まるで虚空に舞う鷹のようでした
なーんていったら、私がどんなにこの物語を
愛しているか、少しは分かってもらえるかしらんチューリップ


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2006年08月12日

打ち上げ花火

8月10日に、家族と坊主と鎌倉花火大会にいきました。


海までフランクフルト食べながらぷらぷら歩いたのが楽しかった
夕焼けがキレイだった
花火がきれいだった
母親の手作り弁当が最高だった
でも食べ過ぎてちょっと困った
水上花火がとてもキレイだった
父親と坊主とビール片手にたわいもない話をしてるのに幸せを感じた
帰り道、坊主と二人でおばけトンネル歩いたのがこわかった

すごく笑った夜だった 


花火ってきれいですよね。
名前もとてもキレイ。
英語でいうと、fire works(=火の働き)だから
やっぱり日本人のほうが「儚きもの」への感覚が
洗練されているのかなぁ、なんて思います。

「小さい頃の夢は花火職人でした」なんて
今では半分笑い話だけど、それでも花火をみていると
その頃夢を語っていた小さな自分を思い出す。
心臓に直接響いてくるような音がとても心地よいです。

人が作り出したもので、「在る」だけで人を幸せにできるものって
そう多くないんじゃないだろうか。

それとも「無い」からこそ、こんなにも人の心を捉えることができるのか。


そんなことを思いながら、ちょっと昔を思い出して、
花火の作り方をネットで調べてみたりして。

人生でたった一度きり、どうせ爆発するんだから、
ドカンと一発、とことん大きく咲きたいですねチューリップ



水上花火

hanabi.jpg


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